桑名市議会 2021-12-13
令和3年第4回定例会(第6号) 本文 開催日:2021-12-13
冒頭、余分ではございますが、今日、私がネクタイをしているのは、石取祭のデザインがされたネクタイでございまして、保存会が作ったそうでございます。意外と格好のいいネクタイですので、ちょっと皆さんに御披露させていただきました。
さて、57年ぶりに日本で開催となりました東京オリンピック・パラリンピックは、9月5日にパラリンピックの開会式が行われ、全日程が終了をいたしました。
新型コロナウイルス感染症の影響により、1年の延期や、ほとんどの会場が無観客で行われ、選手にとっては大変な状況下での開催となりました。このような中で、選手たちの頑張りは、私たちに大きな喜びと感動と勇気を与えてくれました。
また、現在、新型コロナウイルス感染状況は収まりを見せてはいますが、いまだに収束が見えない状況であります。保健所や医療センターをはじめとした職員の方々に敬意と感謝をするものでもございます。一日も早い収束を願うばかりであります。
それでは、通告に従いまして、質問をさせていただきます。
大項目の1……。ごめんなさい、その前にもう少し。
このコロナ禍を乗り越え、本市が将来にわたって持続的な発展を遂げていくために、また、山積をした課題解決のために、どのような体制でどのような対策を講じ、本日までの新型コロナウイルス感染症の検証をお伺いいたします。今後、その検証を踏まえての対策も、併せてお伺いをいたします。
なお、構成上、重複、類似した質問もあろうかと思いますが、よろしくお願いをいたします。
それでは、大項目1、桑名駅周辺整備について、お尋ねをいたします。
桑名駅東口にイルミネーションが整備をされ、桑名駅の利用者や駅前を通行される方々にも癒やしになっているのではないかと推測をいたします。
しかしながら、桑栄メイトに関しては、いまだに進展が見られません。この付近は、御承知のように、飲食街や人の往来なども多く、近隣の方から、ハトのふん害があり困惑していると言われており、当局にお願いに行こうと思っておった矢先に、いち早くアセットマネジメント課の職員の方々が清掃をしていただいたとお聞きをいたしました。ありがとうございました。
また、駅前が、以前、エキトピアなどの催物があり、にぎわっていてよかったねというお声もいただきました。
そこでお尋ねをいたします。
(1)桑名駅東口周辺整備の進捗状況について、2点、お伺いをいたします。
1点目でございますが、本市にふさわしい駅前広場となるように、その姿を協議されていると伺っております。その会議は今年何回開催をされ、その協議内容についてお示しをいただきたい。
小項目2)、なかなか進まないこの整備に関して、何が課題なのかお聞かせをいただきます。
あとは自席のほうでお願いをいたします。
5:
議長(
辻内裕也)
それでは、当局の答弁をお願いいたします。
市長。
6: 市長(
伊藤徳宇)(登壇)
おはようございます。
私からは、
渡邉清司議員の一般質問、大項目の1、桑名駅周辺整備について、(1)桑名駅東口周辺整備の進捗状況について、総括的に御答弁を申し上げたいと思います。
桑名駅東口周辺整備につきましては、議員御承知のとおり、昨年7月に長島観光開発株式会社と桑名駅周辺複合施設等整備事業に関する基本協定を締結し、御提案いただきました内容を基に課題等を整理しながら、事業計画の作成に向けて、協議を進めてきたところでございます。
協議におきましては、市民の方々や駅を利用される方々の目線に立ち、市の玄関口としてふさわしい駅前広場となるよう、関係事業者を交えながら、継続的に検討を進めてまいりました。その中で、昨年から続いております新型コロナウイルス感染症、これは非常に大きな影響がございまして、やはり人々のライフスタイルであったりとか、価値観などにも大きな変化が見られます。このことから、これらの変化にも対応した、柔軟でゆとりのある居心地のよい駅前空間を目指し、当初の事業プランの見直しを含め、協議を行っているところでございます。
本市といたしましては、誇りを持って次世代につなぐことができる駅前広場となるよう、まちづくりのパートナーであります長島観光開発株式会社と共に、地域の皆様や関係者の方々と一体となって、事業進捗を図ってまいりたいと考えております。
本事業が、にぎわいと活力あるまちづくりを推進するきっかけとなり、駅東口の一体的な整備と本市のさらなる魅力向上につながるよう、しっかりと検討を進めてまいりますので、議員におかれましては、より一層の御理解を賜りますようお願いを申し上げます。
なお、御質問の詳細につきましては、担当部長から答弁させていただきます。よろしくお願いをいたします。
7:
議長(
辻内裕也)
答弁をお願いいたします。
都市整備部長。
8:
都市整備部長(
西尾英哲)(登壇)
おはようございます。
所管いたします事項1、桑名駅周辺整備について、(1)桑名駅東口周辺整備の進捗状況について、2点御質問いただいておりますので、順次御答弁申し上げます。
初めに、1)駅前広場の協議についてでございますが、議員御承知のとおり、昨年7月に長島観光開発株式会社を優先交渉権者として基本協定を締結し、桑栄ビル跡地へのホテル建設を含めた東口駅前の広場整備について協議を進めてまいりました。協議は、おおむね隔週で開催しており、先月までにウェブ会議を含めて計61回ほど開催しております。
主な協議内容といたしましては、ペデストリアンデッキや、一般車・タクシーロータリーの配置計画のほか、利便性の高い動線計画、各施設のバリアフリー化、サイン計画や照明計画、整備後の広場運用手法などについて、事業費、事業スケジュールを含めて御提案いただいた内容を基に、課題等を整理しながら、継続的に検討を進めてきたところでございます。
また、これらの検討を進めるに当たっては、地歴調査や敷地境界の確認作業を実施したほか、桑名駅前線の交通量調査を行い、東口広場で想定される人や自動車の流れを把握し、事業計画案の作成と工事期間中の影響について協議を行ってまいりました。
そのほか、関係機関との協議といたしましては、国・県、公安委員会、消防のほか、鉄道事業者、バス、タクシーなどの交通事業者、電気、ガス、水道などのインフラ事業者や、周辺地権者と随時協議を行っており、これまでに回数にして計27回ほど協議してまいりました。
具体的には、施設配置計画において各種関係法令等を踏まえた上で、全体スケジュール、工事施工ステップの確認、施工上の課題や、関係法令の手続の手順などのほか、本事業において支障となる既存のペデストリアンデッキの撤去や、南側区域を含めた東口の一体的整備における課題等につきましても整理し、検討しているところでございます。
また、昨今のコロナ禍の影響により、人々の消費マインドや消費行動においても大きな変化が見られ、とりわけ、実店舗型の利便施設や商業施設におきましては、新たな役割と対応が求められてきておりますことから、社会環境の変化に合わせた事業プランの見直しを含め、協議、検討を進めてきたところです。
アフターコロナを見据え、ニューノーマルに対応した次世代につなぐ、本市にふさわしい駅前広場となるよう、引き続き協議を進めてまいりたいと考えております。
次に、2)整備推進における課題についてでございますが、これまで令和4年1月末の事業実施協定締結を目途として、優先交渉権者と協議を行ってまいりましたが、事業計画の一部となる民有地の所有権移転等の手続が当初の想定から遅れておりますことから、本事業スケジュールの見直しが必要となる見込みとなっております。
民間の
不動産取引における内容となりますことから、市といたしましては、関係者との情報共有を図りながら、状況の推移を注視していくとともに、必要に応じて、事業スケジュールや事業計画の見直しを含めて、対応を検討してまいりたいと考えております。
いずれにいたしましても、公民連携手法の効果を最大限に生かし、将来を見据えた、にぎわいのある駅前広場となるよう、引き続き協議を進めてまいりたいと考えております。御理解賜りますようお願い申し上げます。
(22番議員挙手)
9:
議長(
辻内裕也)
渡邉清司議員。
10: 22番(
渡邉清司)
市長や
都市整備部長、御答弁ありがとうございました。丁寧にいただきました。
1点、再質問をさせていただきたいと思います。
部長の答弁の中に、
不動産に関しての御苦労をされているというのを推察いたしました。私も
不動産取引の交渉は少なからず経験があります。難しさや大変さは理解する部分であります。今回、民間同士のことでございますので、当局は関与ができないことも理解をできます。
そんなところも含めて一つ確認をさせていただきたい。
ただいまの答弁の中で、スケジュールの見直しが必要という御答弁がございました。その中で、令和4年1月末には実施協定ができるだろうというようなこともお答えいただいたと思いますが、それは可能と考えてよろしいでしょうか。
11:
議長(
辻内裕也)
答弁をお願いいたします。
都市整備部長。
12:
都市整備部長(
西尾英哲)
渡邉清司議員の再質問に御答弁申し上げます。
1月末の実施協定の可能性につきましてでございますが、現時点では、1月を目途としておりました実施協定の締結は、遅れる見込みと考えております。
具体的な協定締結時期に関しましては、民有地の所有権移転等の手続の状況を見ながら、改めて関係事業者を含めて、事業計画とか、事業スケジュールの見直しを行った上で、全体計画についてお示しをさせていただきたいと考えております。
御理解賜りますようお願い申し上げます。
(22番議員挙手)
13:
議長(
辻内裕也)
渡邉清司議員。
14: 22番(
渡邉清司)
どうもありがとうございました。日々、中部地方整備局へ行っていただいたり、国土交通省へ御要望に行っていただいたりと、御苦労をかけておるかと思いますが、一日も早く、いいものの完成をお願いしたい。また、後で少し申し上げますが。
続いて、中項目(2)として、桑名駅西口周辺整備の進捗状況についてお伺いをいたします。
桑名駅西口周辺整備が少しずつではありますが、見えてまいりました。この事業に関わられた職員をはじめ、関係各位の皆様には敬意を表したいと思います。
市民の皆さんから、ここからどのように発展していくの、また、どのような駅西になっていくのかと問合せも来ております。新桑名市を発展していくスタート地点としての未来が見てみたいものと私は思っております。
そこで、2点お伺いをいたします。
小項目1)、駅前広場までの整備状況についてお尋ねをいたします。
小項目2)、駅前広場までの道路について、整備状況の詳細をお聞かせください。以上です。
15:
議長(
辻内裕也)
当局の答弁をお願いいたします。
都市整備部長。
16:
都市整備部長(
西尾英哲)(登壇)
所管いたします事項1、桑名駅周辺整備について、(2)桑名駅西口周辺整備の進捗状況について、2点御質問いただいておりますので、順次御答弁申し上げます。
初めに、1)駅前広場の整備状況についてでございますが、令和2年8月30日の自由通路の供用開始に伴い、公園予定地での暫定駅前広場を御利用いただいている状況でございます。
本設の駅前広場の整備につきましては、現在、令和6年4月の供用開始を目指し、交通事業者等をはじめとする関係者と調整を図りつつ設計を進めており、暫定駅前広場は、その後、公園の整備を予定しております。
次に、2)駅前広場までの道路の整備状況についてでございますが、現在、駅前広場へのアクセス道路といたしましては、地区内を南北に経由しております都市計画道路蛎塚益生線と、この蛎塚益生線から駅前広場にコの字型でつながる西口駅前線の整備を進めているところでございます。
まず、蛎塚益生線につきましては、本郷交差点より北方向への道路について、東側への拡幅工事を進めており、その後、西側の道路整備に移っていく予定でございます。
そこで、西側の道路整備につきましては、既設の雨水管が埋設されており、現在、下水道課で雨水整備をしている西桑名幹線との調整を図りつつ、雨水管の切り回しを行いながら既設管の撤去を行い、整備を進めてまいります。
また、蛎塚益生線から駅西口へのアクセス道路となる西口駅前線につきましては、駅前広場から北側へのアクセス道路部分は一部仮設道路となっておりますが、おおむね完成しており、また、南側からのアクセス道路部分につきましても、現在、道路整備を進めているところでございます。
今後も、駅利用者をはじめ、市民の皆様方に、工事に伴い、交通規制などにより御不便をおかけいたしますことから、事前の周知と安全確保に努め、事業の早期完成を目指して、整備を進めてまいります。
御理解賜りますようお願い申し上げます。
(22番議員挙手)
17:
議長(
辻内裕也)
渡邉清司議員。
18: 22番(
渡邉清司)
部長、どうもありがとうございました。
いろいろ御苦労があって、少しずつは見えてきて、完成も近いのかなというようなことも市民の方が楽しみにしているということもございます。
1点だけ、この事業について質問をさせていただきます。
簡単に言えば、いつ頃になるの、いつ頃完成するのというのを、今、お分かりであれば、お聞かせください。
19:
議長(
辻内裕也)
答弁をお願いいたします。
都市整備部長。
20:
都市整備部長(
西尾英哲)
渡邉清司議員の再質問に御答弁申し上げます。
桑名駅西土地区画整理事業の完成年度につきましては、現在の事業計画では令和7年の3月31日までとなっておりますが、事業の進捗状況から10年延伸し、令和17年3月31日までと考えております。
現在、三重県と事業計画の変更協議を進めているところでございますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。
(22番議員挙手)
21:
議長(
辻内裕也)
渡邉清司議員。
22: 22番(
渡邉清司)
どうもありがとうございました。
コロナ禍によりまして、事業にはスケジュールの遅れなど、様々な影響があるんだろうと理解はいたします。
市民の期待も非常に大きいものと思っておりますし、民間のホテルを含めた広場の整備による、にぎわいの創出と、南側の地区に向けた東口の一体整備による交通結節点としてのさらなる機能強化に向けて、早期に工事の着手ができるよう、当局にはしっかりと事業進捗に努めていただきたいと要望いたしておきます。以上で、この質問を終わります。
次に、大項目の2として、新型コロナウイルス感染症についてお尋ねをいたします。
今日までの新型コロナウイルス感染症対策等の検証と課題についてをお伺いいたします。
新型コロナウイルス感染症対策として感染症防止と企業や生活支援など、市民生活、事業、経済活動など様々な影響が生じ、閉塞感に包まれてまいりました。
現在は、第5波の収束の兆しが見えてきたのではないかと思ってもおります。でも、今の時点で、新型コロナウイルス感染症対策の検証を所管でされて、次の波以降に備えられておられるものと考えております。
コロナ禍を乗り越え、本市が将来にわたって持続可能な発展を遂げていく、また、山積した課題解決のために、どのような体制で対策を講じていき、本日までの新型コロナウイルス感染症に対しての検証をお尋ねし、その後の検証を踏まえての対策をお伺いします。
そこで、4点お伺いをいたします。
まず、1点目でございますが、小項目1)、病床確保についてであります。
感染されても、全ての方が入院できない状況にあったと思われます。この件について、検証と課題についてお伺いをいたします。
次に、小項目2)、経済対策についてであります。
新型コロナウイルス感染症の影響により、飲食業や宿泊業、小売業など幅広い業種において業務回復が遅れるなど、厳しい状況にあると思っております。この件について、検証と課題についてもお伺いをいたします。
次に、小項目3)、ワクチン接種についてであります。
不安なのは、16歳未満の方がワクチン接種を受けることについて、学校、保護者、医療関係者との連携について、検証結果と課題についてお伺いをいたします。
最後に、小項目の4)でございます。
妊産婦が新型コロナウイルス感染症に感染した場合の対応についてであります。
重症化のおそれや早産などのリスクがある妊産婦に対する体制について、さらに、医療連携についてお伺いをいたします。以上です。
23:
議長(
辻内裕也)
それでは、当局の答弁をお願いいたします。
保健福祉部長。
24: 保健福祉部長(近藤 正)(登壇)
おはようございます。
所管いたします事項2、新型コロナウイルス感染症について、(1)今日までの新型コロナウイルス感染症対策等の検証と課題について、私からは、1)病床確保について、3)ワクチン接種について、4)妊産婦が新型コロナウイルス感染症に感染した場合の対応についての3点について、順次御答弁申し上げます。
初めに、1)病床確保についてでございますが、県においては、みえコロナガードとして、今後の新型コロナウイルス感染症に対する四つの柱が示され、その柱の一つ、医療提供体制の整備の中で、感染拡大時における療養体制の方針を定め、12月6日時点で、通常時は入院できる確保病床が455床ありますが、感染拡大時には最大523床を確保するなど、入院等の必要な医療を受けることができる対策を進めていただいております。
次に、3)ワクチン接種についてでございますが、ファイザー社の新型コロナウイルスワクチンは、海外の臨床試験の結果等を踏まえ、令和3年6月1日より、当初16歳以上であった接種対象年齢が12歳以上に引き下げられました。
16歳未満への接種に当たっては、原則、保護者同伴を必要とし、ワクチンを接種した場合としない場合における効果とリスクなどをしっかりと御理解いただき、保護者の同意の下で接種することとなっています。
子供へのワクチン接種は、成人への接種と同様に、新型コロナウイルスの感染予防、発症予防、重症化予防に効果がありますが、ワクチン接種は強制ではありません。
身体的な理由などにより接種することができない人、接種を望まない人もおられ、コロナワクチンの接種を受ける受けないの判断は本人の意思で決めるもので、どちらの
選択も尊重されなければなりません。
国からは、ワクチン接種を学校集団接種で行うことは、その実施方法によっては保護者への説明が乏しくなる、接種への個々の意向は必ずしも尊重されず、同調圧力を生みがちであるなど、推奨するものではない旨の通知が発出されています。
このようなことを踏まえて、桑名市では、接種を希望される子供についても、一般の方と同様に各自で予約を行い、医療機関もしくは市の集団接種会場などで接種することとしております。
小・中学校においては、ワクチン接種を受ける受けないによって差別やいじめなどが起こることがないよう取り組んでいるほか、ワクチン接種や接種後の副反応等に伴う欠席の取扱いについては出席停止の取扱いとするなど、ワクチン接種で児童・生徒に不利益が生じることがないよう配慮を行っています。
12月10日現在、桑名市の12歳以上のワクチン接種は、対象者の85.8%が1回目の接種を完了し、84.8%が2回目接種を完了した状況です。また、12歳から19歳の10代の方という範囲にはなりますが、10代の72.5%が1回目接種を完了し、70.7%が2回目接種を完了しております。
新型コロナウイルスの感染収束の切り札として期待され、安全・安心な市民生活の確保につながるワクチン接種につきましては、桑名医師会や医療関係機関などの御協力の下、接種を希望する方への接種を進めてまいりました。
引き続き、ワクチン接種に関する、その効果とリスクについての情報提供を行うとともに、円滑なワクチン接種体制を継続してまいります。
次に、4)妊産婦が新型コロナウイルス感染症に感染した場合の対応についてでございますが、現在、三重県では、地域の医療機関で受入れが困難な妊産婦の救急搬送につきまして、平成22年から三重県周産期医療体制として地域連携の仕組みが整っており、地域の医療機関から県内5か所の周産期母子医療センターに救急搬送する体制となっております。
議員御質問の妊産婦が新型コロナウイルス感染症に感染した場合の対応につきましても、感染した妊婦の方が出産される場合、保健所から県へ調整を依頼し、周産期医療体制を活用して周産期母子医療センターに紹介、入院調整を行っております。
また、出産まで期間がある妊婦の方は、保健所から連絡を受けた県が入院調整を行い、可能な限り優先的に指定医療機関に入院していただく仕組みとなっております。
退院時には、入院した医療機関から、本人に退院後の寄り添い支援の希望を聞き取りし、希望される場合には、県から三重県産婦人科医会に依頼し、かかりつけ医療機関の助産師など、専門職が訪問や電話などによる助言や支援を受けていただけることになっております。
市におきましても、こうした県が行う取組に対して、本人同意の上、より身近な市の保健師が妊産婦の健康状態を継続して見守るなど、連携しているところでございます。
また、妊娠届け時や新生児訪問、乳幼児健診など、市の保健師などが妊産婦の方と接する機会も多いことから、そうした機会を捉えてお声がけをし、体調の変化や出産に対する不安を軽減できるよう努めているところでございます。
コロナ禍において妊産婦を支援していくためには、県、市、医療機関など関係医療機関の連携が不可欠であり、今後も十分な情報共有を図りながら、より一層、地域で連携できる体制づくりに努めてまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。
25:
議長(
辻内裕也)
産業振興部長。
26: 産業振興部長(高橋 潔)(登壇)
おはようございます。
所管いたします事項2、新型コロナウイルス感染症について、(1)今日までの新型コロナウイルス感染症対策等の検証と課題についての2)経済対策についてに御答弁申し上げます。
新型コロナウイルス感染拡大の影響は、市内のあらゆる業種に及んでおり、市内経済の好循環が生まれるよう、様々な経済対策に取り組んでまいりました。
昨年度は、新型コロナウイルス感染拡大の影響が早い段階から懸念された飲食業を対象に、桑名市プレミアム付き応援食事券を発行し、取扱いを希望する飲食店において40%のプレミアムがついた食事券を販売することにより、事業者の手元資金の確保を支援いたしました。
次に、新型コロナ感染拡大防止対応補助金により、事業者が実施する業種別ガイドラインに沿って、感染防止対策や業務改善などへの取組を支援いたしました。
また、キャッシュレス決済ポイント還元事業において、キャッシュレス決済を事業者、消費者の双方へ普及を図りながら、市内中小事業者への消費喚起を行いました。消費喚起施策として市内経済団体で取り組まれた、くわなプレミアム得とく商品券事業への補助も行っております。
今年度につきましては、まん延防止等重点措置等により打撃を受けている飲食店に対し、桑名市飲食店応援補助金事業を実施し、飲食店の経営回復を支援しております。
さらに、緊急事態宣言が解除された10月には、昨年度実施しましたキャッシュレス決済ポイント還元事業の第2弾を実施し、市内の消費喚起を促しました。
また、桑名商工会議所と協力して実施する、事業者が持続的な経営に向けた経営向上計画を作成し、その計画に基づいた生産性向上の取組や、業態転換に要する経費を補助する競争力強化補助金、加えて、生産性向上に向けた先端設備等導入計画を作成し、前向きな設備投資を行う事業者を支援する先端設備等導入支援補助金の制度も実施いたしております。
そのほか、市内事業者が行う新しい形での、にぎわいづくりイベントや、小・中学校給食への和菓子提供への支援も行っております。
以上が、現在まで取り組んでまいりました新型コロナウイルス感染症に対しての主な経済対策でございます。
これまで実施してきました経済対策における課題といたしましては、事業者への情報発信にあると捉えております。市の独自事業として、時期を逃さず、迅速に行った結果、早期の支援に感謝していただくことも多かった反面、制度が分かりにくい、知らなかったなどの御意見もいただきました。コロナ禍にあって、人を集めての説明会を実施できない状況で、制度を分かりやすく、また、広く周知していくことの難しさを痛感し、周知方法や周知内容を今後検討してまいりたいと思います。
また、競争力強化補助金につきましては、募集期間中に予算上限に達したため、募集の締切りを早める結果となってしまいました。事業者や利用者見込みの把握など、事業立案時の精度を向上していかなければならないとも考えております。
幾つか課題はありますものの、必要なときに必要な支援が届くよう経済対策を実施できたことにより、地域経済の維持、回復に一定の効果があったものと考えております。特に今年度のキャッシュレス決済ポイント還元事業につきましては、タイミングを逃すことなく、緊急事態宣言が解除された10月に実施いたしました。ポイント還元額が約1億4,000万円で、決済額は約7億円となり、昨年度の2倍の利用があり、消費喚起に効果があったものと考えております。
今後も、国・県の動向を注視し、市内経済状況の把握に努めながら、事業者の皆さんを後押しできるような施策に取り組んでまいりたいと存じます。よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。
(22番議員挙手)
27:
議長(
辻内裕也)
渡邉清司議員。
28: 22番(
渡邉清司)
保健福祉部長、産業振興部長、ありがとうございました。丁寧な御答弁をいただきました。
いろいろと課題を注視されて、それをもって、次がこんな感染症があってはいけないんですが、あったときのために対応していただけるということを期待いたします。
そこで、1点だけ再質問をお願いしたいと。
病床確保についてでありますが、次の第6波に備えて、確実に入院体制を準備されることをお聞きいたして安心をいたしました。今現在、どの程度進んでおられるのか、分かる範囲で結構でございますので、数字を挙げてお示しをいただければありがたいと思います。よろしくお願いいたします。
29:
議長(
辻内裕也)
答弁をお願いいたします。
保健福祉部長。
30: 保健福祉部長(近藤 正)
渡邉清司議員の再質問に御答弁申し上げます。
先ほど答弁でも少し触れさせていただきましたけれども、県のほうで病床確保の業務、担当していただいておりまして、今現在、通常時に入院できる病床というのが455床でございます。感染が拡大した場合に、さらに拡大していくということで、今現在、最大で523床を確保していただいているところでございます。よろしくお願いいたします。
(22番議員挙手)
31:
議長(
辻内裕也)
渡邉清司議員。
32: 22番(
渡邉清司)
部長、どうもありがとうございました。むちゃな質問をしたのかなという気もいたしますが、ぜひぜひ、ひとつ桑名市の市民の命を守るということで、よろしくお願いをいたしたいと思います。
これ、ちょっと
議長にもお願いしたんですが、新聞の切り抜きを二つばかり持ってきましたので、御披露させてください。
群馬県の太田市の工場で42名の感染者が発生をいたしました。感染者は10代から50代で、いずれも無症状でございまして、このうち29名の方が2回接種をされておられるということで、コロナ体制、従来どおりではなくて、保健所の管理下においても速やかに医療が受けられる体制が急務であると、特に、高齢者と子供の細やかな医療体制が急務であるというようなことが載っておりましたので、少し参考にしていただければなと。
それから、もう一つ、これは今の妊産婦の関係の話なんですが、御承知のことだと思います。千葉県柏市で起きました29週の妊婦の女性の話でございます。
中等症相当と診断されたそうでございます。そして、自宅で単身療養中であったということで、県と市が受入先の調整を始めたが、より重い患者がいるなどの理由で、9か所の医療機関に断られ、自宅で早産した、赤ちゃんが亡くなった、死亡されたということでございます。
これはあくまでも新聞報道でございますので、細かいところまでは分からんことをお含めいただきたいんですが、ただ、このコロナの中で、逼迫している中でも、差し迫った危機に対応もできず、救えたかもしれない新たな命を失ったことに、皆さんと共に、これから先を考えながら、行政もやっていきましょう、私らも協力をさせていただきたいということでございます。
いずれにいたしましても、感染者を誰一人取り残さないように要望させていただきまして、次の質問に移らさせていただきます。
次に、中項目(2)でございます。学校における感染症予防対策等についてお尋ねをいたします。
教育委員会をはじめ、校長先生や各先生方におかれましては、新型コロナウイルス感染症の感染予防に御尽力いただいておりますことに、この場をお借りいたしまして感謝申し上げます。引き続き、お願いをいたしたいと思います。
学校には、児童・生徒、教職員、その他関係者をはじめ、多くの方々が訪問されております。そこで、学校での感染予防対策などについて、3点、確認を含めてお伺いをさせていただきます。
小項目の1)、来訪者への対策、予防などについて、改めてお伺いをいたします。
次に、小項目の2)、感染におかれましては、防止に力を入れてこられた対策についてをお尋ねいたします。
小項目3)、長引くコロナ禍の教職員の方々、関係者の方々には、児童・生徒などの感染に対して十分注意を払っていただいている中で、心身ともに疲弊をされておられると推測をいたすところでございます。その教職員の方に対しても、負担増やケアに対しての、その対策についてお伺いをいたします。以上です。
33:
議長(
辻内裕也)
当局の答弁をお願いいたします。
教育長。
34: 教育長(水谷正雄)(登壇)
おはようございます。
渡邉清司議員の一般質問、大項目の2、新型コロナウイルス感染症についての(2)学校における感染症予防対策等について3点御質問をいただいておりますので、順次御答弁を申し上げます。
まず、1点目の来客者等への対策についてでございます。
各園・学校には、日々、保護者や地域の方、業者の方など、様々、来訪者がございます。
例えば、毎日出入りする給食食材の関係者につきましては、従来より学校給食衛生管理基準に基づいて衛生管理が徹底されており、加えて、コロナ対策として、勤務開始前の健康チェックやマスク着用を徹底していただいております。
また、その他の来訪者に対しましては、来客玄関入り口に非接触型体温計や手指の消毒液を備え付け、使用していただくとともに、名簿への記入、スリッパの消毒など、外部からウイルスが持ち込まれることのないように努めております。
次に、2点目の、特に力を入れた感染防止対策についてでございます。
園、学校では、文部科学省から示された、学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアルなどに基づき、感染防止対策を継続しているところでございます。
幼稚園、小・中学校の教職員は、正しい手洗い、せきエチケット、ソーシャルディスタンスなどの基本的な感染予防について、園児、児童・生徒の発達年齢に応じて指導するとともに、換気の徹底、密集、密接を避けるなど、集団感染のリスク低減に努めています。
その中でも特に力を入れていることは、感染リスクが高まる昼食時間における取組でございます。具体的には、食事の前と後の手洗いをはじめ、最少人数での配膳、自分の分は自分でセットするセルフ方式、全員前向きでの黙食、喫食後のマスク着用等の指導を徹底してまいりました。
本来、学校における食事は、児童・生徒等の健やかな育ちを支える重要な活動ではあり、楽しく食べさせてあげたいのですが、当面の間は感染予防対策を継続し、感染リスクの低減に努めてまいりたいと考えております。
最後、3点目、教職員の負担増対策についてでございます。
国内で新型コロナウイルス感染症の感染が確認されて以降、幼稚園、小・中学校の教職員は、子供たちの健康管理、校内の消毒作業等、日々の感染防止策、感染リスクを考慮した教育活動の見直しや指導、保護者や子供たちの感染症に対する不安や悩みへの対応、感染者が発生した場合の保健所への協力や、該当児童・生徒、その御家族へのフォローなど、多岐にわたり尽力をしてまいりました。
その結果、市内幼稚園、小・中学校では大した混乱もなく、園・学校内での感染を抑えることができたと考えております。
一方で、教職員の負担が増したことも事実でございます。県の支援で、スクールサポートスタッフが増員されたことや、新型コロナウイルスに関しての新しい情報や知見を基に、文部科学省から効率的・効果的な感染防止策が示されていることもあり、発生当初に比べると、幾らか負担軽減がされてまいりました。
また、当初の学校休校時には、教職員が学習プリント等の課題を児童・生徒数分準備をし、一軒一軒、家庭配付しておりましたが、その後、児童・生徒1人1台タブレットが導入され、活用に至っていることから、その負担も軽減されてきております。
今後も、導入したICT機器の活用や、効率的・効果的な感染防止策に従いながら、教職員の負担を可能な限り低減していただけるように努めてまいりたいと考えております。よろしく御理解を賜りますようお願い申し上げます。
(22番議員挙手)
35:
議長(
辻内裕也)
渡邉清司議員。
36: 22番(
渡邉清司)
教育長、丁寧に御答弁いただきまして、ありがとうございました。
2、3点、再質問をさせていただきたいんですが。
まず、初めに、感染防止に各方面にわたり、るる、二重、三重に用心されるというふうに受け止めさせていただきました。その中で、スクールサポートスタッフが支援されたとお聞きをいたしましたが、コロナ前には何人ぐらい配置されて、現在何人ぐらいが配置されておられるのか、お伺いをさせていただきます。
37:
議長(
辻内裕也)
当局の答弁をお願いいたします。
教育長。
38: 教育長(水谷正雄)
お尋ねのスクールサポートスタッフでございますけれども、令和2年の4月から、市内小学校3校、中学校では9校で、計12名配置をされました。
その後、教職員の負担軽減をさらに図るためということで、9月からは、市内の全小・中学校に36名配置をされております。
令和3年度につきましても、引き続き、市内の全小・中学校に36名配置をされ、さらに、1校当たりの勤務時間、こちらも増加をしてきているという状況でございます。
よろしくお願いいたします。
(22番議員挙手)
39:
議長(
辻内裕也)
渡邉清司議員。
40: 22番(
渡邉清司)
どうもありがとうございました。いろいろと手厚いあれをしていただいておるんだなというのを感じさせていただきました。
次に、もう一つ再質問させていただきたいんですが、ただいま文科省のほうから、効率的で効果的な感染防止策と、多少はお聞きしたんですが、これをお聞きすると、当たり前の話を言われたのかな。そのほかに何か文科省のほうから言ってきていることはございますか。
41:
議長(
辻内裕也)
答弁をお願いいたします。
教育長。
42: 教育長(水谷正雄)
御存じかも分かりませんけど、新型コロナウイルス感染症が発生した当初というのは、あらゆる場所を拭くなり消毒するという状況が続きました。
しかし、コロナの感染症に関して新しい情報、知見が得られたことで、学校生活の中で、いわゆる一時的な消毒の効果を期待するというよりも、日常の、日頃の清掃活動、こういったところで清潔な空間を保つこと、こちらのほう、あるいは、体の、本人の抵抗力を高めるといったこと、また、手洗いを徹底する、これは基本的なことなんですけれども、そういうことがより重要視されるというふうになってきておりますので、そういった部分で、当初よりも消毒作業そのものが効率的になってきております。
また、飛沫・接触感染が主な感染経路であるということから、マスクを正しくつける、そういった方法であるとか、効果のある材質ということ、また、手を洗うタイミング、こういったこと、また、いろんな場面、感染をより気をつける場面、これは具体的に示されてきておりますので、ポイントを絞る形で、従来に比べて、より効果的・効率的な対策を講じているというところでございます。
よろしくお願いいたします。
(22番議員挙手)
43:
議長(
辻内裕也)
渡邉清司議員。
44: 22番(
渡邉清司)
ありがとうございました。
もう1点だけ再質問させていただきます。
タブレットを導入するまではプリントを各家庭に配っていたよと、でも、最近はタブレットで全部処理をしておるというようなこともおっしゃってみえましたが、タブレットを導入することによって、どれぐらい教職員の負担が減ったのか、教えていただければありがたいです。お願いします。
45:
議長(
辻内裕也)
答弁をお願いいたします。
教育長。
46: 教育長(水谷正雄)
先ほどの答弁の中でも、プリントなりを各家庭に配るということは御紹介させていただきました。実際、そういうことをしておったんですけれども、そのこと自体が、子供たちに会えない期間が随分と長く続いたということでありました。タブレット導入後につきましては、いわゆるリモートによる家庭での学びでありますとか、場合によっては、諸事情により登校できないという子供もみえます。
そういった中で、画面越しではありますけれども、一人一人の表情や様子がうかがえ、その場で子供たちの生の声も聞けるということで、教職員の、いわゆる心理面での負担も軽くなってきたというふうに考えております。
さらに、付随的ではありますけれども、校外での研修でありますとか、会議、こういったこともタブレットを使いまして、いわゆるオンラインで行えるようになりましたので、そこへの、会議場所への往復の時間でありますとか、そういったことも減らすことができたのかなというふうに思っております。以上でございます。
(22番議員挙手)
47:
議長(
辻内裕也)
渡邉清司議員。
48: 22番(
渡邉清司)
教育長、ありがとうございました。
最後に、大項目の3でございますが、弥富市内の中学校で殺傷事件がございました。これについてお尋ねをいたします。
まだ記憶に新しい11月24日に、中学3年生の男子生徒が同級生を刺殺したという痛ましい事件を起こしました。
今回と同じような事件も、以前からありました。
さらに、刃物というのか、凶器になるものが簡単にインターネットを利用して購入できるという報道もございました。他人の目に入らないところで手に入れることができることに恐怖を感じております。
まだこれは新聞発表でございますので、詳細なことは分かりませんので、新聞報道の中から抜粋してお聞きをさせていただきます。
まず、この事件で亡くなられた中学生に哀悼の誠をささげたいと思います。
そこで、小項目1)、この事件に対しての当局の御所見をお伺いいたします。
小項目の2)、このような事件を事前に防止するために必要と考えられることをお伺いいたします。
以上です。お願いいたします。
49:
議長(
辻内裕也)
当局の答弁をお願いいたします。
教育部長。
50: 教育部長(高木達成)(登壇)
おはようございます。
所管いたします事項3、弥富市内の中学校での事件について、2点御質問をいただいておりますが、相関連いたしますので一括して御答弁申し上げます。
学校内での殺人という衝撃的な事件から、学校における危機管理体制をはじめとして、子供たちの安心・安全をいかに保障していくべきかを改めて考えさせられたところでございます。
この事件で加害生徒が同級生の命を奪うという
選択を行った理由は、現在のところ明らかにはなっておらず、安易な臆測を行うことはできませんが、この生徒が何らかの大きなストレスを抱えていたことや、他者や物事と自分自身との関係性の捉えに何らかの課題があった可能性が高いことは考えられます。
このような事件は防げたのか、明確に有効な手だてがあるのかという問いに答えることは難しいのですが、私たち教育関係者にできることは、子供の言動を注意深く見詰めること、どうしたの、どうしたいの、こういう手助けならできるよ、といった対話を積み重ねることなどを通じて、子供が周りに支えてもらえるという安心感の下、自身にとって最適な
選択をしていけるように支援していくことであると考えます。
そのため、市内小・中学校では、生活ノート等での教職員と子供との交流、定期的な教育相談やアンケート調査等を行っております。
また、教育相談体制の強化を図るため、各校にスクールハートパートナーや教育相談員を配置することで、教員以外の人に相談できる機会を設けております。
加えて、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーなどの専門家の活用や、関係機関との連携によって、より適切な心身のケアや家庭に対する心理的・福祉的な支援の実現に努めております。
しかし、何より大切なことは、自分も他者も、一人一人が、かけがえのない大切な存在であるということを認識することが重要です。そのためには、教職員が、子供たち一人一人を大切にした授業づくりを行うことが基本となります。その実現のため、学校への指導、助言を継続してまいります。御理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。
(22番議員挙手)
51:
議長(
辻内裕也)
渡邉清司議員。
52: 22番(
渡邉清司)
教育長、ありがとうございました。
いろいろ生活のノートの利用や教育相談などをるるされておられると、いろいろな精神面のことでこうなったんじゃないのかというような推測もされておられますので理解をいたしました。
そこで、答弁の中に、スクールハートパートナーですか、それからスクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーの人数と配置、どのぐらいみえるんかな。お聞かせいただけますか。お願いをいたします。
53:
議長(
辻内裕也)
当局の答弁をお願いいたします。
教育部長。
54: 教育部長(高木達成)
まず、スクールカウンセラーにつきましては、市内11名を配置しております。適応指導教室も含めて、全ての小・中学校に定期的に訪問して、対応させていただいております。
それから、スクールソーシャルワーカーにつきましては、県からの1名の派遣を含め、計4名で対応に当たっておるところでございます。
それから、小学校へのスクールハートパートナーでございますけれども、10名を配置して、これも定期的に子供たちの相談に応じるという状況になっております。以上でございます。
(22番議員挙手)
55:
議長(
辻内裕也)
渡邉清司議員。
56: 22番(
渡邉清司)
どうもありがとうございました。
もう最後でございますが、いろいろ生活のノートの活用やアンケートなどを利用して、併せて児童・生徒を見守っていただいているということを確認させていただきました。
本市においても、このような悲惨な事件が、じき起こらないことを祈って、今日、私の質問時間、ちょっと余りましたが、終わらせていただきます。
ありがとうございました。
57:
議長(
辻内裕也)
これをもって、一般質問を終結いたします。
なお、各常任委員会の開催につきましては、14日午前10時から総務安全委員会が第1会議室、教育福祉委員会が第2会議室で、また、15日午前10時から都市経済委員会が第2会議室で、それぞれ開会されますので、念のため申し上げます。
───────────────────────────────────────
○議案第107号
58:
議長(
辻内裕也)
次に、日程第3、議案第107号 令和3年度桑名市一般会計補正予算(第11号)を議題といたします。
市長より、提案理由の説明を求めます。
市長。
59: 市長(
伊藤徳宇)(登壇)
それでは、ただいま上程となりました議案第107号 令和3年度桑名市一般会計補正予算(第11号)につきまして御説明申し上げます。
今回の補正予算は、小・中学校の新型コロナウイルス感染症対策に係るもので、国の補助金の上限額が引き上げられてまいりましたことから、これに伴い、教育費の増額をお願いするものでございます。
コロナ禍における各学校での教育活動が円滑に継続できるよう、また、新型コロナウイルスの第6波への備えも見据え、子供たちの学習環境を支援するために必要となる、消耗品や備品を購入するための費用を計上いたしました。
なお、歳入につきましては、国からの補助金のほか、新型コロナウイルス感染症緊急対策基金からの繰入れでございます。
よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
60:
議長(
辻内裕也)
以上をもって、提案理由の説明は終了いたしました。
これより、上程議案に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております議案第107号につきましては、所管の常任委員会に付託いたします。
───────────────────────────────────────
○散会の宣告
61:
議長(
辻内裕也)
以上をもちまして、本日の日程は全て終了いたしました。
次回は、来る12月22日午後1時に会議を開きます。
本日は、これをもって散会いたします。
午前11時03分 散会
地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
議 長 辻 内 裕 也
署 名 議 員 水 谷 真 幸
署 名 議 員 水 谷 憲 治
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